あらまし
初潮がきたのが12歳。小学校6年生。
中学校・高校では1ヶ月や2ヶ月生理が遅れるのは当たり前。
ひどい時は半年間生理が来ない。
1ヶ月間生理になり続けた事もあった。
親や保健の先生に相談しても
「思春期特有のホルモンバランスの乱れだから」
「そのうち落ち着くよ」
と言われるばかりで私自身もそうなのか…と安易に考えていました。
20歳になった時、3ヶ月生理が来なくて、ついに病院に行きました。
友達の家の近くにたまたま私が生まれた産婦人科があって、そこの病院を見てみたいなって軽い気持ちで。
先生もまだ若いんだから大丈夫だよ~と笑いながら、念のため超音波をすることに。
「あれ?これはまた…」
と画面に釘付けな先生。
「見てごらん。これがネックレスサインと言って、君は多嚢胞性卵巣症候群だよ」
と言われる。
その時に初めて多嚢胞性卵巣症候群を知りました。
超音波の画面はちっともよく分からなかった。
とりあえずその病名を紙に書いてもらう。
今思うと血液検査とか一切そういうのは無かったな。
先生は
「恐らく君は不妊に悩むでしょう。20代のうちに子供を作るのがいいね。これから3ヶ月生理が無かったら病院に行きなさい」
と言い、診察を終えた。
当時私は大学生。
まだまだ人生のプランは決めていないし、まぁ分かっただけ良しとして、ゆっくり考えようと思った。
20代…その言葉が特に頭に残りました。